三代目ローズ野村未奈、10周年尚飛躍へ熱唱

三代目ローズ野村未奈、10周年尚飛躍へ熱唱

　演歌歌手、三代目コロムビア・ローズ 野村未奈が20日、デビュー10周年記念コンサートを東京・江東区文化センターで行った。

　日本コロムビアより04年６月発売のデビュー曲「出航五分前」に始まり、今年４月23日発売の10周年記念シングル第２弾「矢作川」まで、松田聖子や辺見マリらのカバーも織り交ぜながら全23曲を披露。公演サブタイトル「魅せます!!可愛いローズと妖艶な未奈あなたはどっちが好き？」のとおり、10年で培った多彩な表現、９度の衣装替えで、集まったファン約５００人を魅了した。

　「楽しいことももちろんありましたけれども、悩んだりとか、いろんなことがあった中で10周年を迎えさせていただいたこと、すごく感謝しております」。

　特に11年３月の東日本大震災。生まれ育った宮城県仙台市の荒浜地区が甚大な被害を受け、｢その時は何にもできないと思ってしまったんですけれども、歌を通して、被災者の皆様に寄り添うことができればと思い直して歌いました｣と振り返った。「今日も仮設住宅からも来てくださってる方も多いです｣と言う。

　初代コロムビア・ローズの赤、二代目の白に続く、テーマカラー・青のバラをイメージしたステージで熱唱し、さらなる飛躍を誓った。｢15周年、20周年とやっていくにあたって、皆様に応援していてよかったって思ってもらえるような、今日はスタートになればいいなと思います｣と気合いを込めた。

　アルバム「三代目コロムビア・ローズ 野村未奈全曲集　矢作川」が、きょう22日発売。デビュー10周年記念コンサートは11月２日（日）名古屋・名鉄ホールでも開催。