演歌歌手・青木美保が17日、東京・港区の草月ホールでデビュー30周年記念コンサートを開いた。
1982年に演歌歌手・五木ひろしのファンクラブ主催のカラオケ大会で五木にスカウトされ、84年「人生三昧」でデビュー。2000年に「けいれん性発声障害」を発症。09年まで活動休止を余儀なくされ、10年に復帰が決定。翌11年に12年ぶりとなる「紅の花」をリリース。その後は順調に活動し、今年30周年を迎えた。
本番前、青木は「歌えなかった10年があったので…駄目だ泣きそう」と目を潤ませながら「今日はできるだけ泣かないように頑張って歌いたい」と抱負。「歌えなかった10年は凄く大きかった。復帰からの3年半は、こんな所で歌いたくないな、と思うような時も、あの10年があったからどんなところでも歌えることの幸せを噛みしめてきた。とにかく一人ではやってこられなかったので、歌で感謝の気持ちを伝えたい」と話した。
コンサートは、自身のオリジナル曲を中心に構成。デビュー曲「人生三昧」、五木作曲「夢一輪」(86年)、最新曲「海鳥よ」(9月24日発売=キングレコード)などに加え、「30周年30曲メドレー」やアンコールを含め全16曲を披露した。