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氷川きよし感涙…15周年武道館に2万4千人

【FREE】氷川きよし感涙…15周年武道館に2万4千人

2014年10月09日

 今年デビュー15周年を迎えた演歌歌手、氷川きよし(長良プロダクション所属)が7日と8日の2日間、「氷川きよし15周年記念コンサート in 日本武道館~明日への道~」を行った。東京・日本武道館に2日間3公演で各8000人、計2万4千人が駆けつけ祝福。熱唱で応えた氷川は、感謝のあまり号泣した。

 日本コロムビアより2000年2月2日に「箱根八里の半次郎」でデビューしてから15年目。巨大なペガサスに乗り “白馬の騎士” として、5年ぶり3度目の武道館のステージに降り立った。

 和洋多彩な衣装や特効、映像など趣向を凝らしたステージに大歓声。過去のヒット曲、名曲の数々から、今年1月29日発売の15周年記念曲第1弾「大利根ながれ月」、9月17日発売したばかりの第2弾「ちょいときまぐれ渡り鳥」、同Aタイプカップリング曲「明日への道」まで全27曲を歌い上げた。

 止まない「おめでとう!」の嵐、自身の過去の映像に涙が止まらなくなる場面もあった。初日公演後の囲み取材で「15年の色んな思い出が心の中に出てきた。結局、ファンの皆さま、周りで支えてくださる方々がいて今日があるんだなと。一人では何もできない。感謝、感謝の思いです」としみじみ。

 「僕は歌でしか返すことができない」とあらためて噛みしめ、「成長して、感謝して、反省して、その繰り返し。人間としてまだまだ未熟。きょうお越しいただいた皆さんが “氷川きよし” を作ってくれた。その氷川きよしにならないといけない。皆さんに喜ばれる歌手として成長していかないと」と精進を誓った。
    
○故・長良会長どこかで…きよし頑張れ!負けんな!
 初心忘れず20周年へ、実るほど頭垂れる稲穂かな

 氷川は、おととし5月に急逝した恩師、長良グループの長良じゅん会長へも思い馳せた。「どこかで見てくださって、『きよし頑張れ!負けんな!泣くな男だろ!』と言ってくださっているはず」。

 演歌界のプリンス、次は20周年へ。「37歳、まだまだですね。氷川きよしとしてはまだ15歳、20周年で成人式です。初心を忘れず、実るほど頭を垂れる稲穂かな。今後とも、氷川きよしの歌を愛してください」と力強く語った。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。