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『リノから来た男』ロス映画祭コンペノミネ

【FREE】『リノから来た男』ロス映画祭コンペノミネ

2014年05月09日
『リノから来た男』 『リノから来た男』

 日米合作映画『リノから来た男』が、6月に開催される第20回ロサンゼルス映画祭のコンペティション部門にノミネートされた。

 同作を製作したのは、ロサンゼルスに拠点を置く企画・製作・配給会社のイレブンアーツ(CEO:コウ・モリ)。03年に設立、近年は日本アニメの北米配給に力を入れており、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズなども手掛けている。また、近日公開予定の『太秦ライムライト』(ティ・ジョイ配給)は同社の製作作品だ。

 物語は、日本人の有名なミステリー作家が旅行でサンフランシスコへ行った際に、不思議なカリスマ性を持った旅行者と、小さな街の保安官らと共に、殺人事件に巻き込まれるというミステリアスなストーリー。

 主演は、映画『ガメラ』シリーズでヒロインを演じた藤谷文子。さらに旅行者を北村一輝、保安官をペペ・セルナが演じている。監督は米国の新鋭監督デイヴ・ボイル。脚本は監督とジョエル・クラーク、マイケル・リーマンの3人が担当した。

 なお、同作には日本のオーディションによって選ばれた俳優が出演している。イレブンアーツの日本支社イレブンアーツ・ジャパンが運営する俳優登録サイト「アクトイレブン」の登録者を対象に選出され、柴やすよ(アートプロモーション所属)の起用が決定した。

 ロサンゼルス映画祭は、6月11日から19日まで開催。今年はクリント・イーストウッド監督の新作『ジャージー・ボーイズ(原題)』がプレミア上映されることが話題となっている。過去には『崖の上のポニョ』がクロージング上映された。

藤谷文子のコメント こうして異文化、他言語どうしが集まって、一つの物を作ることは私の夢でした。今回、英語圏、日本語圏からそれぞれ集まった役者、スタッフたちはみごとにそのハーモニーを奏でることが出来たと思います。私は本作品に出会えて、とても幸福で幸運者です。どうかみなさんにも堪能していただけたら、この上ない喜びです。

北村一輝のコメント 監督の、この作品以前の空気感が凄く良かったので、参加したいと思いました。とにかく楽しめた現場でした。(ロケ地の)サンフランシスコもロサンゼルスも、とても自分に合っている感じがしました。撮影は、日本にいると、仕事をしているという感じが強いですが、この現場は、皆が作品創りを凄く楽しんでいると感じました。(最近海外の監督・製作作品にも多数出演していることについて)日本、海外問わず、意欲的に切り開いて行きたいと思っています。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。