日本コロムビアは24日、演歌歌手・冠二郎とアイドルユニット・paletの合同イベントを開いた。東京・池袋サンシャインシティ・アルパ噴水広場で、ベテラン演歌×新星アイドルの異色コラボ。双方のファン約2000人がお気に入りを応援するとともに、ふだん触れない音楽にも新鮮に聴き入った。
冠が78枚目シングル「望郷エトランゼ」を、paletがメジャー2ndシングル「Keep on Lovin’ You」を、ともに23日にリリースしたことから実現。同じレコード会社の仲間で、音楽ジャンルや最大49歳差を越えた。
それぞれ新曲を披露したほか、一日限定ユニット「二郎とぱれっと」を結成。冠の代表曲「炎」をコラボ歌唱して「セイヤー!」で会場が一体に。逆にpaletが新曲の振り付けを冠に教え一緒に踊った。冠もアイドル風に自己紹介するなど笑いを誘い、アイドルファンに大いにアピールした。
冠は、paletの6人から65歳の誕生日(4月23日)も祝福され「こんなこと夢にも思っていなかった。感無量」と満面の笑み。「音楽に年齢も国境もない」と手応え。かわいい後輩たちに「歌唱力もあるし、楽曲もいい」と太鼓判を押した。
冠を兄貴と慕ったpaletは「祖母や祖父が大好きでサインをもらった。『セイヤー!』を円陣組むときに使わせていただきたい。二郎とぱれっとで紅白に出たい」とはしゃいだ。キャプテン・藤本結衣は「たくさん学ぶことができ、貴重な一日になった」と大先輩に感謝。目標のオリコン週間5位以内に向け弾みをつけた。