東映配給『ルームメイト』の完成披露会見と舞台挨拶が10月30日、新宿バルト9で行われ、古澤健監督、出演の北川景子、深田恭子、高良健吾が登壇した。
北川と深田が初共演したことで注目を集める同作は、信じていた人、友だちだと思っていた人が、一瞬で恐怖の対象に変わるサスペンスとスリルに満ちたエンターテイメント。原案は今邑彩の「ルームメイト」。黒沢清監督のもとで腕を磨き、『オトシモノ』『Another アナザー』『今日、恋をはじめます』など次々と話題作を発表する古澤監督がメガホンをとった。
その他の出演者は、尾上寛之、大塚千弘、筒井真理子、螢雪次朗、田口トモロヲなど。主題歌は4人組ロックバンド・andropの「Missing」に決定。製作プロダクションは東宝映画。製作委員会はTOKYO MX、木下グループ、東映、ポニーキャニオン、東映ビデオ、ぴあ、読売新聞社、GyaO!、中央公論新社、WARNER MUSIC JAPAN/unBORDE、niconico。11月9日(土)より全国ロードショー。
なお、舞台挨拶ではandropのメンバーも登壇。主題歌「Missing」は亡き師への想いから作った曲であることを明かしたのち、観客の前で実際に歌を披露してみせた。
▼古澤健監督の話 見所は、2人の女優の映画後半の変貌ぶり。皆さんが知っている北川さん、深田さんではなく、新しいものを見ることができる。現場では毎回毎回お芝居に驚かされた。そして、その2人を少し離れた場所から見守る役柄の高良君は、男の懐の深さを見せており、3人のアンサンブルを楽しんでほしい。
▼北川景子の話 新しい感覚のホラー。途中から流れが変わり、ストーリーに引き込まれていく。最後の1分まで観て頂かないとわからないと思うので、見逃さないでほしい。
▼深田恭子の話 原作と台本を読んだあと、ドキドキが止まらなかった。先が読めない話。(麗子役は)難しかったが、監督に頼りっぱなしで何とか演じるきることができた。
▼高良健吾の話 この映画は面白いし好き。こういうことは、純粋に言えることではない。今年出演した作品の中でも、常に自分の中で引っかかっていた作品。