NHK教育テレビで83年~89年に放送された人気番組「おーい!はに丸」の放送30周年を記念して発売されるDVD‐BOXのリリース記念イベントが16日、ベルサール九段で行われ、はに丸、ひんべえ、声優の田中真弓、安西正弘、三波豊和が出席、当時の撮影秘話を披露した。
三波は「放送から2ヵ月くらいで大きな反響があり、イベントでは何万人も集まりました」と当時の人気の高さを紹介。しかし、収録を観覧に来た子どもたちの中には、はに丸(160cm)が想像以上に大きく、怖がって泣いてしまう子も多かった」と振り返った。
当時は様々な苦労があり、予算や時間の都合で編集ができず、いわゆる “一発撮り” で作られていたという。セリフや踊りはもちろん、SEや音楽を入れるのもリアルタイムで、DVD化にあたって全話を見返した三波は「画面の隅からマイクが見えたり、手作り感溢れる番組です」とユニークな見所も紹介。さらに、壇上から「『おーい!はに丸』を見ていた方は?」と質問すると、集まった取材陣や関係者の多くが手を挙げ、「嬉しい限り」と喜び、田中も「記者のみなさんも、こんなに大きくなったんですね。うれしいの一言」と感激。安西も「子どもがいないので、みなさんが子どもみたい」と喜びを改めて噛み締めていた。
DVD‐BOXは上下巻で11月27日(水)発売。発行はNHKエンタープライズ、販売元はメディアファクトリー。
画像:(C)2013 NHK