ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン配給『ローン・レンジャー』の主演俳優ジョニー・デップとアーミー・ハマー、ゴア・ヴァービンスキー監督、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーの来日記者会見が17日、東京の新宿パークタワーで行われ、多くのマスコミが詰めかけた。
作品は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』3部作コンビが、満を持してジョニー・デップと再タッグを組んだ空前のアクション・アドベンチャー超大作。正義に燃えるヒーロー “ローン・レンジャー” と、復讐に燃える戦士 “トント” 、何もかも正反対のふたりが、聖なる力に導かれ巨悪に立ち向かう―。他にヘレナ・ボナム=カーターらが共演している。
アーミー、ヴァービンスキー監督、ブラッカイマーらは、16日(火)16時に羽田空港に到着。アーミーは5月以来2か月ぶり2度目の来日を果たした。10度目の来日となるジョニーは混乱を避けるため、時間差で18時にLAからプライベート・ジェットで成田空港に到着。前日泊で待ちわびていたというファン約1200人の前に満を持して現れると、第一ターミナルの到着ロビーには割れんばかりの大歓声が響き渡った。ジョニーは約100mに及ぶファンの歓迎の列の前を、ゆっくりと笑顔で手を振りながら進み、握手をしたりファンサービスを行った。翌日の来日記者会見後、夜にはジャパンプレミアも開催され、六本木ヒルズアリーナでレッドカーペットをジョニーらがファンサービスしながら歩いた。8月2日(金)全国公開。
▼J・デップ 子供の頃、「ローン・レンジャー」のTVシリーズを観ていたが、興味があったのはトントだった。なぜか少しはみ出した人間に興味を持ってしまう。トントは原住民のイメージを覆す役で、今までにないようなことが出来るキャラクター作りは楽しかった。この役を演じられたのは、私と同じくらい頭がおかしいジェリーとヴァービンスキー監督のおかげ。彼らと一緒になって映画という “塹壕” の中に入るために参加した。今回はローン・レンジャーとの関係が大切で、アーミーとも仲良くなり、一緒にクリエイティブすることを楽しめた。
▼A・ハマー 世界一才能のあるスタッフ、キャストとこの作品を作ることが出来て光栄。とにかく最高に楽しい体験だった。ジョニーからは多くのことを学んだ。
▼G・ヴァービンスキー監督 ローン・レンジャー神話の再構築を心がけた。娯楽作であり、なぜ、ヒーローがマスクを付けなければならないのかが描かれている。
▼J・ブラッカイマー ジョニーは常に作品に新しいものを持ち込んでくれる。アーミーはローン・レンジャーを象徴するものを全て持っていたので起用した。