ワーナー・マイカル・シネマズ大高(名古屋市緑区)が、昨3月23日にオープンした。先週19日には内覧会を開催。業界関係者が多数来場し、音響・映像の新システム「ウルティラ」、シーンと連動して動く座席「D‐BOX」13席(ともに10番スクリーン)、米リアルD社のデジタル3D(3、8、10番スクリーン)、空間清浄システム「ウイルスウォッシャー」(全スクリーン)など、最新鋭の設備を体感した。同劇場は、イオン大高SC内に10スクリーン、1923席を構える。年間動員目標は60万人。
▼鍛治田努ワーナー・マイカル会長 当社は創業以来、常に新しい技術を導入し、お客様に驚きと感動を与え続けることをモットーとしてきた。当劇場にはウルティラ、D‐BOXなど最新技術を導入。それに加え、マイ・マイ・シアター(旧作専用上映スクリーン)、来月にはプロレスの蝶野選手のイベントなど、ソフトの面でも充実させる。ソフトとハードを融合させ、最高のエンタメの場を提供したい。
▼クロード・マクマスターD‐BOXテクノロジー社長 D‐BOX導入は、ワーナー・マイカルが北米以外で初めて。D‐BOXは、映画鑑賞に“臨場感”という別次元の体験を新たにもたらす。映画が映像、音声、サラウンドシステム、3Dと進化してきた次の段階として、“モーション”という当社の技術がある。09年4月に市場に導入されて以来、D‐BOXは多くのスタジオのサポートを受けている。ワーナーはすでに6作品、他にもソニーやユニバーサルなど、最近はディズニーも加わった。日本の配給会社とも交渉していく。百聞は一見に如かず、まずは体験してほしい。
▼渋谷昌彦WMC大高総支配人 やはり地域の皆様に愛されてこその映画館。敷居の高い映画館ではなく、地域の皆様に気軽に立ち寄っていただける映画館となるよう、イオンSCとともに一生懸命盛り上げていきたい。