人気アイドルグループ“AeLL.”が7日、「世界文化遺産」に登録された富士山に挑み本八合目に到達。「苦しかった。途中で何度も心が折れそうになった。でも、やっぱり爽快な気分」と顔をほころばせていた。
AeLL.は6日土曜の深夜に都内を出発し、7日未明に静岡県側の須走口五合目に到着後、仮眠をとり、ご来光を見た後、早朝6時半に五合目を出発。途中、メンバーがバラバラになりながらも午前11時に鷹那空美が一番乗り、続いて篠崎愛も到着した。
「登山なんてしたことなかったから、不安だったけど最高の七夕を迎えることが出来た」(篠崎愛)と目を輝かせ、その一方では「今まで、富士山をナメちゃいけないって言葉を聞かされるばかりだったけど、今度は私たちが富士登山をナメちゃいけないと堂々と言える」(西恵利香)と話した。
AeLL.の富士登山は、文化通信エンターテインメントの富士山企画の一環として行われた。この「富士山企画」は世界文化遺産登録を記念し、七夕に合わせて本八合目「胸突江戸屋」で記念グッズを限定販売したことから、PRを兼ねて強行した。AeLL.も記念グッズの1つとして制作された絵馬にそれぞれの願いごとを記した。
AeLL.は、人気アイドルの篠崎愛が中心となって結成された4人組アイドル・ユニット。2年前の11年4月にシングル「エコロジーモンキーズ」でデビュー。現在までに4枚のシングルと1枚のアルバムを発売している。「健康」「エコ」「環境」を活動のテーマに掲げるなど、アイドルの中でもポリシーを持ったユニットとして注目されてきた。デビュー以来、山梨県の南アルプス市では県と同市の協力で耕作放棄地を開墾し、作物の栽培を行う「AeLL.村」なども開設している。
○NACK5は富士山スタジオ開局し連日レポート
本八合目「胸突江戸屋」では富士山企画の一環として、記念グッズの販売の他、FM NACK5が連日、富士山情報を放送する他、元NHK新潟でキャスターを担当していた大西蘭やモデル出身で俳優の松下幸司とだいすけが2ヵ月間滞在して過酷な富士山の生活を体験する。