“伝説のハードロックバンド”レッド・ツェッペリンのトリビュート・バンド、ZOSO(ゾソ)が初来日、20日夜、川崎市のクラブ・チッタでツェッペリンの世界をダイナミックに再現した。ツェッペリンが解散して33年が経つが当日は、73年に米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催した伝説のライブ・パフォーマンを完全再現した。
レッド・ツェッペリンは、60~70年代にビートルズと双璧した英国を代表するロックバンド。80年に解散するまでに発表したアルバムは全てメガ・セールスを記録、ワールドツアーでの観客動員数もトップを記録した。解散後もその人気は衰えず、95年には「ロックの殿堂入り」を果たし、05年にはグラミー賞で「功労賞」を受け、日本でも04年に「日本ゴールドディスク大賞」を受賞している。
このレッド・ツェッペリンの音楽を受け継いできたのがZOSO。「彼らの演奏力、パフォーマンスは全盛期のレッド・ツェッペリンを彷彿させ、ファンはもちろん全米のメディアから注目を集めていた」(関係者)と言う。
ツェッペリンの日本公演は71年に実現したが、2度目の72年が最後となった。それだけに、トリビュート・バンドではあってもZOSOの来日には待望論があった。その記念すべき公演のライブは、「The Song Remains The Same」と題し、丁度40年前の73年に米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催された伝説のライブを完全再現することだった。
ステージはオープニングの「ロックン・ロール」から始まり「祭典の日」「ブラック・ドック」「丘のむこうに」「永遠の詩」「胸いっぱいの愛を」と、オリジナルさながらのステージを繰り広げ、全15曲をダイナミックに披露した。
「レッド・ツェッペリンの世界を日本で41年ぶりに再現出来て嬉しい」と関係者は興奮する。「ツェッペリンを知っている世代にはたまらないステージになったはず。さらにツェッペリンを知らない若い世代にも大きな刺激になったと思う」。