映画『ヘルタースケルター』の韓国公開を記念したプレミアイベントが17日、現地で行われ、蜷川実花監督と主演の沢尻エリカが登場した。沢尻は『パッチギ!』以来、約7年ぶりの訪韓。現地入りした前日には、金浦空港に30を超える現地マスコミと大勢のファンが駆けつけ、注目度の高さを窺わせた。
カンナムのCOEXメガボックス8で開催されたプレミアイベントにはムービー約30台、スチル約50人、記者約100人が結集したほか、現地ファン・クラブの会員も参加し、2人は熱烈な歓迎を受けた。MCから役柄について聞かれた沢尻は「みなさんご覧になって放心状態だと思うが、撮影も同じで毎日没頭してやっていた。今までにやってきた役とはまるで違うアプローチが必要な役で、演じるというよりも、その人になっていかないといけない役だった」と振り返った。また、この題材を選んだ理由について、蜷川監督は「原作の岡崎京子さんを好きで。女性の心情を深く描いている方。特に『ヘルタースケルター』は、女の強さも弱さも入っている。ずっと映画化したいなと思っていた。色々な方が映画化をされたかったようだが、それを私がやることができて嬉しい」と語った。
韓国ではコンテンツ・ゲート配給で5月2日公開。日本ではDVD&ブルーレイ発売中(セル発売・販売元:ハピネット/レンタル発売元:アスミック・エース/レンタル販売元:TCエンタテインメント)。