韓国出身の歌手ハン・ジナが7日、東京・渋谷区のミュージックレストラン「原宿ラ・ドンナ」で『ハン・ジナ 春真っ盛り!』と銘打ったライブを開催した。
「ハンちゃ~ん!」のコールがかかる中、第1部は鮮やかなピンクのドレスで登場したハン・ジナ。「アニョン ハセヨー~。久しぶりのライブで昨日は緊張して眠れませんでした。頑張ります」と話し、高山厳の「心凍らせて」やチョー・ヨンピルの「釜山港へ帰れ」等、カバーやオリジナルなど7曲をロックやジャズ風にアレンジして披露し、ファンを喜ばせた。
ハン・ジナが日本の父親として尊敬している作曲家・中川博之氏が応援に駆けつけ「娘のステージで歌えるのはうれしい」と話し「愛をありがとう」など2曲を歌唱、ステージに華を添えた。
第2部のステージは、エメラルドグリーンの派手なドレスで登場。デビュー当時、本名のハン・ボクスンで活動していたが、イベント先で男性歌手に間違われていたと言う事で、メジャーデビューをきっかけに今の名前に改名。最新曲「窓」(12年11月7日発売=日本クラウン)やメジャーデビュー曲「悲しみの向こう側」、「さよならはくちづけのあとで」など全8曲を熱唱した。
7年前にインディーズ盤で発売したアルバム「マイ ソングス」に収録していた「窓」は、カラオケ愛唱歌として親しまれ、ファンの要望に応え昨年シングルカット。カラオケリクエストやオリコンの演歌・歌謡ランキングでもじわじわと上位にランクイン。
その反響を受け、4月16日には自身初となる待望の「NHK歌謡コンサート」の出演が決まり、「窓」を歌唱する予定。
ハン・ジナは「日本で活動して18年。やっと私にも春がやってきました。待ち望んだ歌番組に出させて頂き、皆さんに感謝しています。演歌は1曲ヒットすれば一生食べていける! と言いますが、私自身もそうなるように頑張ります」と力強く話し、会場の90名のファンと共に「窓」を大合唱した。