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『フライト』主演D・ワシントンら来日会見

【FREE】『フライト』主演D・ワシントンら来日会見

2013年02月21日
『フライト』のデンゼル・ワシントン、ロバート・ゼメキス監督 『フライト』のデンゼル・ワシントン、ロバート・ゼメキス監督

 パラマウント『フライト』に主演したデンゼル・ワシントン、ロバート・ゼメキス監督、ウォルター・F・パークス、ローリー・マクドナルド両プロデューサー(夫妻)が来日。20日午前、ザ・リッツ・カールトン東京で記者会見を行った。

 同作は、アカデミー賞2部門(主演男優賞、脚本賞)にノミネートされた衝撃と感動の物語。高度3万フィートからの奇跡の緊急着陸で多くの命を救い、一躍ヒーローになった機長(デンゼル・ワシントン)。しかし、血中からアルコールが検出されてしまう。彼は英雄か、それとも犯罪者か。

 共演はドン・チードル、ケリー・ライリー、ジョン・グッドマンら。3月1日(金)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。なお本日21日夜には、丸の内ピカデリー1でジャパンプレミアが行われる。

▼デンゼル・ワシントン
 デルタ航空の協力を得て、フライトシミュレーターで訓練をした。通常は2~3年必要なところ、私は2~3日だけだったが、とても楽しんだ。監督自身がパイロットなので、彼に質問をしたが、その答えを全部を理解できたわけではなかった。とにかく脚本が素晴らしく、そこにすべてが書かれていて、アドリブの必要はなかった。感情の起伏の激しい役だが、脚本にあったことをやるだけだった。もちろん事前にリサーチはしたし、役作りには色々なアプローチがあると思う。でも、完全に役を掴んだという感覚は今まで一度もない。

▼ロバート・ゼメキス監督
 デンゼルとは機長役について、時間をかけて深いところまで、特に役の感情的な観点から話し合った。背面飛行のシーンでは、乗客30人を逆さまにした状態で、恐怖におびえる様子を撮影した。特殊効果やCGアーティストらのチームの協力のもと、思い浮かぶ限りの映画のトリックを駆使した。

▼ウォルター・F・パークスP
 私とローリーは幸運だった。2006年にジョン・ゲイティンズの脚本がまだ40ページ程度の段階で読んで、今までにないシーン、キャラクターが描かれていて興味を持った。この時点で、このまま脚本が書き上がれば、素晴らしいものになると確信した。

▼ローリー・マクドナルドP
 デンゼルは機長役の資質、強さを表現し、一方で感情面では弱さを出しつつも、決して感傷的にはしない。デンゼルとゼメキス監督の共同作業は素晴らしかった。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。