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『しあわせカモン』試写に鈴木砂羽ら出席

【FREE】『しあわせカモン』試写に鈴木砂羽ら出席

2013年01月17日
『しあわせカモン』プレミア試写会に鈴木砂羽ら出席 『しあわせカモン』プレミア試写会に鈴木砂羽ら出席

 TCエンタテインメント製作『しあわせカモン』(配給:アークエンタテインメント)のLIVE付きプレミア試写会が13日、渋谷公会堂で行われ、中村大哉監督、出演の鈴木砂羽、石垣佑磨、主人公でありミュージシャンの松本哲也が舞台挨拶した。

 同作は、故郷の岩手を中心にカリスマ的人気を誇る松本哲也の母親との半生を描く、母子愛の物語。09年・岩手県での先行上映では1万4千人もの観客を動員するヒットとなったが、その後お蔵入りとなっていた。転機は、11年より始まった「お蔵出し映画祭」。ここでグランプリを獲得したことで再度スポットライトが当たり、TCエンタテインメントが製作元から権利を取得、1月26日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショーが決定した。

 プレミア試写会では、はじめに松本が登場。「人に誇れるような人生は送ってこなかったけど、皆さんから貰った暖かい愛情の記憶を胸にステージに立っています」と感謝の意を表し、主題歌の「ユキヤナギ」他3曲を披露した。その後、監督・キャストが登壇、主演の鈴木は「知らない間に(岩手で)ちょろっと公開して、それ以降どうした?て感じだったのですが、3年を経て皆さんの前に出ることが出来て嬉しいです」と話し、中村監督は「助監督(時代)も長かったのでお蔵入りはよく見ていましたが、自分の時には公開することが出来て奇跡だと思っています」と晴れの“お蔵出し”を喜んだ。

 また石垣は、「松本さんを演じるにあたり、実在している人で、しかもいつも現場にいる人だったので、正直やりにくいなと思ったのですが、いつも二人で話をしていたので、それが一番の役作りになりました。(松本さんは)歩き方が特徴的(猫背でガニ股)なので、そういう歩き方を取り入れたりもしました」と撮影中のエピソードを披露。最後に鈴木が「いつも魂が震えるような作品に出会いたいと思っていますが、この作品に出会えて、(松本の母親である)ふみえさんに出会えて、自分も色々あった時期なので、本当に(公開を)待ち望んでいたので、今日は本当に嬉しいです」と涙を浮かべながら締めくくった。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。