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「のぼうの城」モントリオールでWプレミア

【FREE】「のぼうの城」モントリオールでWプレミア

2012年09月06日

 東宝+アスミック・エース配給のスペクタクル・エンタテインメント超大作「のぼうの城」が、8月29日(現地時間28日)カナダ・モントリオールで開催された第36回モントリオール世界映画祭(ワールド・グレイツ部門)でワールドプレミアを行い、キャストの上地雄輔、犬童一心監督、樋口真嗣監督の3名が登壇した。

 この日が世界の観客へ初お披露目となった本作。仏語で用意した挨拶を時にユーモアを交えながら披露した後、本作への熱い思いを語る3人の姿に観客も熱心に耳を傾け、上映終了後には鳴り止まない拍手と大歓声を受けた。予定されていたQ&Aは急遽中止となってしまったが、劇場の外では3人に直接映画の感想を伝えようと大勢の観客の列ができたという。初の海外映画祭参加となった上地は、多忙スケジュールのため滞在時間20時間弱と超弾丸スケジュールを完遂した。

 日本映画としては異例のW監督で創られた本作は、その圧倒的なスケールゆえに映画化実現まで8年の時間を要し、昨年の東日本大震災の影響を考慮して公開が1年延期になったが、今回のワールドプレミアを皮切りに、11月2日(金)より全国超拡大公開される。主演は野村萬斎、共演は榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、山田孝之、平岳大、佐藤浩市ほか。脚本は和田竜(小学館『のぼうの城』)。

犬童監督 いつ自分が死んでもおかしくない時代で、一生懸命生きた人たちの姿を描こうと思いました。日本でもこの映画を観た人はまだいないので、皆さんは一番最初のお客さんです。是非、積極的に自分で楽しんで下さい。

樋口監督 この映画は戦いの話です。敵味方に分かれていますが、どっちが正しい、どっちが悪いということはないと思います。現実に争いごとや戦争は起きて欲しくないですが、映画なので皆さん楽しんでいってください。

上地雄輔 本当は去年封切られる予定でしたが、日本で大きな震災があって、この時期に封切られることになりました。これをきっかけに日本や世界中に力強さや優しさが広がるように、皆さんもこの映画を観てもし感動したら、いろんな家族や友達に強さや優しさを伝えてもらえたらと思っています。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。