東宝配給「カイジ2 人生奪回ゲーム」の完成披露会見が6日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われ、出演の藤原竜也、伊勢谷友介、吉高由里子、佐藤東弥監督、そして原作者の福本伸行氏が登壇した。
本作は、累計1800万部を超える大人気コミック「カイジ」シリーズの映画化第二弾。1996年より講談社ヤングマガジンで連載を開始、09年には「カイジ~人生逆転ゲーム~」として実写映画化され、興収22・5億円をあげる大ヒットを記録した。今回は、原作で一番人気のエピソード「欲望の沼」をベースに、原作者の福本氏が中心となって脚本を手掛け、原作にはないオリジナルゲームを考案。前作を凌駕する熾烈な心理戦が再び繰り広げられる―。
藤原、伊勢谷、吉高に加え、生瀬勝久、香川照之、松尾スズキ、柿澤勇人、光石研、嶋田久作が共演。前作に引き続き佐藤監督がメガホンをとり、怒涛のエンターテインメント超大作として完成した(133分)。共同脚本は、山崎淳也、大口幸子。音楽は菅野祐悟。11月5日(土)より全国東宝系でロードショー。
製作は、日本テレビ放送網、ホリプロ、東宝、読売テレビ放送、バップ、D.N.ドリームパートナーズ、講談社、ヒント、STV、MMT、SDT、CTV、HTV、FBS。制作プロダクションは日テレ アックスオン。なお、会見場には作品に因み、本物の現金2億円が登場。厳重な警備のもと、劇中で使われる「ペリカ」(地下通貨・紙幣)が大量に舞い降る中、2億円とともにフォトセッションを行った。
▼福本伸行氏 今回はじめて映画の脚本に関わり大変だったが、貴重な体験をさせてもらった。素晴らしいエンターテインメント作品に仕上がっていて、佐藤監督には感謝している。お金に左右されない人生というものも提案することで、物語が転がっていく。お金より大切なものは何なのかが常についてまわる。
▼佐藤東弥監督 2年前に映画を作り、各キャラクターが育ったので、彼らの未来を描きたい、前作でやれなかったことに挑戦してみたいと思った。面白いものにするために沢山のスタッフ・キャストの知恵をもらった。
▼藤原竜也 続編をやらせてもらえるということは、多くの皆さんに前作を観てもらえたということなので嬉しかった。撮影では大変な思いをしたが、福本先生の面白い、独特な作品を多くの人が楽しめる作品になっている。