東映配給「アジョシ」の来日記者会見が30日午後、新宿のパークハイアット東京で行われ、イ・ジョンボム監督、主演のウォンビン、子役のキム・セロンが登壇した。
ウォンビンの兵役後復帰2作目となる本作は、心を通わせた少女を守るべく、犯罪組織の闇と戦う男を描くアクション・エンタテインメント。韓国では観客動員数630万人を突破し、2010年度ナンバーワンの大ヒットを記録し、韓国アカデミー賞(第47回大鐘賞)の主演男優賞等を受賞した。日本では、東映国際営業部による外国映画配給新レーベル『東映トライアングル』の第1弾として、9月17日(土)より全国公開される。
▼イ・ジョンボム監督の話 ウォンビンが出演した「母なる証明」を観て、これまでの映画やドラマで見た彼とは違う印象を持った。兵役を終えて男として成長しており、役者として変身できる可能性を感じ、本作の主演を演じられると確信した。韓国では「アジョシ」=「おじさん」という言葉は決して前向きな意味ではなかったが、ウォンビンが演じたことでその言葉の概念も変わった。
▼ウォンビンの話 「アジョシ」というタイトルが気になり、台本は最後まで興味深く読むことができたため出演を決めた。アクションに関心が集まっているが、私は(主人公の)テシクのキャラクターに惹かれた。彼が持つ心の痛みと、(セロン演じる)ソミとの心の触れ合いがうまく表現されている。
▼キム・セロンの話 ウォンビンさんのことをよく知らなくて、現場に入ってから有名な方だと知ったけど、面倒を見てくれて良い人だと思いました。将来は、顔ではなく演技を見せて、観客が本物の演技を実感できるような深みのある女優になりたいです。