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東映「はやぶさ~」、キャスト&公開日発表

【FREE】東映「はやぶさ~」、キャスト&公開日発表

2011年08月24日
「はやぶさ~」会見、前列左より後列左より石橋、中村、藤、瀧本監督、前列左より吉岡、夏川、渡辺、江口、小澤 「はやぶさ~」会見、前列左より後列左より石橋、中村、藤、瀧本監督、前列左より吉岡、夏川、渡辺、江口、小澤

 東映配給「はやぶさ 遥かなる帰還」(東映60周年記念作品)のキャスト・劇場公開日が、22日に都内のレストランで行われた会見で発表された。主演兼プロジェクトマネージャーの渡辺謙をはじめ、江口洋介、吉岡秀隆、夏川結衣、小澤征悦、石橋蓮司、中村ゆり、藤竜也、山﨑努ら豪華俳優が共演。2012年2月11日(土)に全国東映系で公開される。

 「小惑星探査機はやぶさ」と、そのプロジェクトに携わった人々のドラマを描く本作は、今年1月の東映ラインナップ発表会で企画発表され、5月8日(『はやぶさ』打ち上げの前日)にクランクイン。都内各所・JAXA相模原キャンパス等国内での撮影を終えたのち、オーストラリアのウーメラ砂漠でロケを敢行。7月23日にクランクアップした。渡辺によると、現在は「CGではなく原寸大のはやぶさを制作、撮影し、宇宙空間に飛ばす(映像の)ためにVFXの調整をしている。絶賛編集中」だという。

 今回の会見は、クランクアップ後の打ち上げパーティーも兼ねて行われたもので、7分間のダイジェスト上映後には、渡辺自らマイクを持って司会進行役を務め、終始アットホームな雰囲気で行われた。はじめに登壇した坂上順エグゼクティブプロデューサーは、「はやぶさが地球に帰ってきたのが去年の6月13日。渡辺謙さんが『やろうよ』と言ってくれたのが12月で、発表されたのが今年の1月20日。その後大きな震災があったにも関わらず、今日こういう状態(会見を開催)になった。私自身が『はやぶさ』の凄く大きな力に引っ張られてここまで来ているのだなという感じがする」と挨拶。続いて出演者が作品の見所や撮影時のエピソードを披露し、メガホンをとった瀧本智行監督は「錚々たる俳優と仕事ができ、物凄くプレッシャーを感じるとともに至福の時間だった」と感想を述べた。

 会見の最後には、原作者の山根一眞氏と、JAXA名誉教授・技術参与の的川泰宣氏も登壇。山根氏は「たくさんの(はやぶさに関する)映画が作られたが、たくさん作って後世に残さなきゃいけないぐらい、(はやぶさプロジェクトの成功は)凄い出来事だった。坂上さんの熱意に打たれ、500ギガぐらいの全てのデータを東映に渡した」と語り、的川氏は「はやぶさのチームは15年~20年も仕事をしてきた。それが映画に凝縮されているのだから、作品はかなり色濃い」と述べた。その後、出演・関係者と報道陣も交えたパーティーが同所で行われた。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。