東映配給「カメリア」のマスコミ会見が10日午後、原宿のレストラン・コポンノープで行われ、行定勲監督、出演の吉高由里子が出席した。
本作は、釜山国際映画祭と釜山市によって製作された、「IRON PUSSY」「Kamome」「LOVE FOR SALE」という釜山を舞台にしたラブストーリー三編で構成されたオムニバス作品。昨年の釜山国際映画祭でクロージング上映された。「Kamome」を行定監督が手掛け、吉高が出演。また、「IRON~」をタイのウィシット・サーサナティアン監督が手掛け、ミシェル・シャオワナサイらが出演、「LOVE~」を韓国のチャン・ジュナン監督が担当し、カン・ドンウォンらが出演した。10月22日(土)より新宿バルト9ほかで公開。また、タイで9月より、韓国で11月より公開が決まっている。
▼行定勲監督の話 09年の釜山国際映画祭直前に、翌年(10年)が第15回であり、執行委員長のキム・ドンホさんが勇退されるということで、映画祭に所縁のあるアジア監督を集めて(オムニバス)映画を作ることになり、オファーを頂いた。僕は00年の劇場デビュー作「ひまわり」が釜山国際映画祭で受賞(批評家連盟賞)し、そのおかげで「GO」の監督に抜擢された。国際舞台には釜山を通じて認知された。その恩返しの気持ちもあり、この作品を引き受けた。
▼吉高由里子の話 (韓国での撮影は)全てが初体験に近かった。監督の演出は、遠くから放し飼いにする。自由に演じさせてもらって、要の部分はしっかり教えてくれる。開放的な方。でも見えない緊張感があり、それは監督のオーラだと思う。