スーパー戦隊35作記念映画「ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」(製作:『戦隊199ヒーロー』製作委員会)の完成披露試写会が1日夜、有楽町朝日ホールで行われた。当日は、ゴーカイジャー(第35代)、ゴセイジャー(第34代)、ゴレンジャー(初代)のフルメンバー計15名に加え、歴代戦隊のレッド32名、シグナルマンらサブキャラ5名ら総勢52名のヒーローが次々と登場し、会場は大盛り上がりとなった。
1975年、「秘密戦隊ゴレンジャー」から放送開始された戦隊シリーズは、2011年現在、第35代目の「海賊戦隊ゴーカイジャー」がテレビ放送されている。その第1話の冒頭では、全歴代ヒーローたちが集結した『レジェンド大戦』が描かれたが、本作「スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」では、この『レジェンド大戦』をさらに掘り下げて描く。監督は竹本昇、出演は小澤亮太ら「ゴーカイジャー」のメンバーと、千葉雄大ら「ゴセイジャー」のメンバーに加え、歴代の出演者が続々と豪華競演。また、戦隊ヒーロー全199名と、巨大ロボ35体も登場する。
完成披露試写会で行われた舞台挨拶には、ヒーローの登場後に、「ゴーカイジャー」の小澤亮太、山田裕貴、清水一希、市道真央、小池唯が登壇。さらに、かつて戦隊を演じ、本作にも出演している誠直也(『ゴレンジャー』アカレンジャー役)、宮内洋(『ジャッカー電撃隊』ビックワン役)、大葉健二(『電子戦隊デンジマン』デンジブルー役)がゲストとして現れ、戦隊現役時の思い出話に花を咲かせた。配給は東映。6月11日(土)より全国ロードショー。
▼誠直也の話 35代目(ゴーカイジャー)は自分の子供よりも若い。30数年も(戦隊シリーズが)続いていると思うと、最初にアカレンジャーをやらせてもらって良かったなと思う。久々の現場は緊張した。(東映東京)撮影所が綺麗で、「こんな楽な所で撮影しているのか!」と思った(笑)。
▼宮内洋の話 第1弾の「ゴレンジャー」のアオレンジャーを演じ、さらに第2弾の「ジャッカー電撃隊」でビックワンを演じた。(当時使用していた)東映生田スタジオでは蚊に刺されながら撮影した。スタジオは通常音が入らないようにできているが、生田はトタン屋根で、同時録音ができずにオールアフレコだった。(今回撮影した)大泉(東映東京撮影所)はセットも凄いが食堂が凄かった。
▼大葉健二の話 (スーツアクターとして)「ゴレンジャー」の変身後のアカレンジャーを演じていて、その後に「デンジマン」に声をかけて頂いた。(昔とは違い)今は爆発がCGになったりしている。グリーンバックで撮影した背景がどうなっているのか楽しみ。
(写真は、前列左より小池、清水、大葉、宮内、誠、小澤、山田、市道。後列は歴代ヒーロー)