(株)サーティファイ著作権検定委員会主催「第22回ビジネス著作権検定」の公開試験が、6月5日(日)に開催される。札幌、仙台、東京、横浜、新潟、静岡、名古屋、大阪、広島、福岡の全10都市で実施予定。5月15日(日)まで申し込みを受け付中(http://www.sikaku.info/kojin_nagare.html)で、受験料(税込)は初級が4700円、上級が7300円。
サーティファイ(http://sikaku.gr.jp/)は、「日本情報処理教育普及協会」、「日本ソフトウェア教育協会」、「マルチメディアクリエイター教育普及協会」、「Web利用・技術検定協会」、「日本ホテル実務教育協会」の5協会が、急速に変化する社会情勢と人材ニーズの多様化に対応すべく、平成14年に統合、設立した会社。以降「コミュニケーション能力認定委員会」、「著作権検定委員会」、「コンプライアンス検定委員会」の3つの新しい委員会を加え、より強固な運営基盤のもと様々な認定試験を主催。主催試験に対応した対策問題集の開発・販売もしている。
ビジネス著作権検定は、知的財産教育協会の監修を受け、平成16年2月より開始された。近年では、知的財産権の中でも、容易に権利者あるいは侵害者になり得る著作権に関する知識は、ますますその重要性を増している。ビジネス著作権検定上級の合格を要件とする項目が、国家試験である「知的財産管理技能検定」の受検資格に追加されるなど、今後ビジネス著作権検定のニーズは高まり、より幅広い業務に従事する人々が、ビジネス著作権検定の取得を目指すことが期待されている。おもな受験対象者は、企業・教育機関をはじめとしたあらゆる団体において法律に携わる者、全てのコンテンツ創作者とコンテンツ利用者。
■認定基準
▼初級=ビジネス実務、日常生活において必要とされる、(1)著作権に関する基礎的な知識、(2)著作権法および関連する法令に関する知識、(3)インターネットに関連する著作権及び情報モラルについての基礎的知識を有する。(企業が社員に対する著作権コンプライアンス教育として利用できるレベル)
▼上級=ビジネス実務、日常生活において必要とされる、(1)著作権に関する基礎的な知識、(2)著作権法および関連する法令に関する知識、(3)インターネットに関連する著作権及び情報モラルについての基礎的知識、とそれらの応用力を有する。(法務部または知的財産部の著作権担当者として著作権に関する問題点を発見し、解決することができるレベル)。
なお、「ビジネス著作権検定」の初級・上級に対応した公式テキスト「ビジネス著作権検定公式テキスト 初級・上級」が朝日新聞出版より発売中。著作権実務の最前線で活躍している和田宏徳弁護士、坂本優弁護士、藤原正樹弁護士(ともに大阪弁護士会所属)の執筆と、紋谷暢男氏の監修により、ビジネス著作権検定に合格するために必要な知識が分かりやすく解説されている。税込3800円。