閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

「GANTZ」、二宮・松ケン製作報告

【FREE】「GANTZ」、二宮・松ケン製作報告

2010年08月06日
 東宝配給「GANTZ」(企画製作:日本テレビ放送網)の製作報告会見が5日、東京・内幸町の帝国ホテルで行われ、日本テレビの佐藤貴博プロデューサー、佐藤信介監督、キャストの二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多、夏菜、山田孝之が登壇。この会見の模様は日比谷野外音楽堂に生中継された。

 本作は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で2000年7月から連載開始され、コミックスも既刊28巻で累計1100万部を突破している、奥浩哉原作の超人気同名SFアクション・コミックを実写映画化するエンターテイメント大作。原作は、死んだはずの人間が“GANTZ”に召還され、“星人”と戦うことになるという独創的な設定でカリスマ的な人気を誇っている。映画では、そんな不条理な世界で苦悩する2人の主人公に二宮と松山が扮し初共演。自らの肉体を駆使して超過激なアクションを披露する。他に、伊藤歩、田口トモロヲらが出演。

 連載開始当初から映像化が期待され、04年には連続テレビアニメが放送されたが、実写映画化についてはハリウッドも含めた多くの映画会社・プロダクションが挑みながら、そのスタイリッシュなデザイン、激しいアクション、独創的な世界観、膨大なストーリーを描き切る術なく挫折してきたという。だが今回、強力なキャスト陣、「修羅雪姫」などの佐藤監督、そして「デスノート」「20世紀少年」を大ヒットさせた日本テレビ・プロデュースチームがタッグを組んだことで、このビッグプロジェクトが始動。撮影に6ヵ月、ポストプロダクションに1年近くをかけて、前後編2部作で完全映画化された。脚本は渡辺雄介。総製作費40億円。前編が11年1月、後編が同年春公開される。会見冒頭には、約4分間のプロモーション映像が上映された。

▼佐藤プロデューサー 3年前の夏に集英社さんと準備を開始し、2年前の夏に佐藤監督と脚本作りをはじめ、昨年夏に撮影準備をはじめたので、夏の思い出が深い作品。現在仕上げ中だ。佐藤監督とは1970年生まれの同じ歳、現在公開中の「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督も同じ歳で、佐藤監督とは同じ歳には負けないという意気込みでやっているのでご期待下さい。

▼佐藤監督 約2年間「GANTZ」にかかりっ放しで、やってもやっても尽きない、ハードルの高い作品だが、キャストも素晴らしい面々で作れたので、凄い作品に仕上げたいと思っている。映画一流の表現で、全く新しい日本映画を作り上げたい。

▼二宮和也 みんな原作が大好きなので、期待を超える作品に仕上がることを願う。

▼松山ケンイチ 前編は原作に忠実に、後編は映画オリジナルの作品になる。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。