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ギャガ株式会社:営業(映画・映像作品のDVD、ブルーレイ商品) 東映配給、木村大作監督最新作『腹をくくって』の企画発表記者会見が5月1日、東京・京橋の東映本社で行われ、木村監督が出席。86歳の年齢を感じさせないパワフルさで会場に集まった大勢のマスコミや関係者を魅了した。
同作は、日本を代表するキャメラマン・木村大作の『散り椿』(17年撮影、18年公開)以来9年ぶりとなる監督作品第4作。時代小説の名手・山本周五郎の短編に着想を得た時代劇で、立山連峰を望む富山、長野、京都、滋賀などで今年10月からオールロケを予定。2027年に公開する。注目のメインキャスト8人もこの日発表され、山﨑賢人をはじめ、松山ケンイチ、松田龍平、古川琴音、北大路欣也、渡辺謙、阿部寛、佐藤浩市と、名優がずらりと名を連ねた。
木村監督は「この映画の売りはキャスティング」ときっぱり。「これだけの人が集まるのはなかなかのものだと思う。この映画を封切ってコケたら、日本映画は終わり。自分も終わりだと思う」と木村節全開で作品をアピールした。自身の映画作りに関しては「昭和の時代と変わっていない」とし、「今や昭和の映画作りが一番新しいと思っている。今は日本の映画界は俳優さんのスケジュールで動いている。狙いも何もなく、来たら撮らなきゃいけない。(『腹をくくって』は)去年俳優さんにスケジュール表を渡して、このスケジュールに従ってやってください(とお願いした)。映画のスケジュールで俳優さんを集めたかった。皆さん了解してくれて、今集まって頂いた」と、映画主体で企画を進めてきたことを強調。主演の山﨑賢人については「姿かたちがすごい。あの人が出ている映画も見ているが、素の姿に『いいな』という感じがあった。純真で純朴、非常にナイーブ。ある角度では男の色気、インテリジェンスのある顔(が見える)」と絶賛した。
山本周五郎の短編小説のあるアイデアに着想を得た今作では、「敵討ち」「上意による暗殺」「果たし合い」という3つの大きな見どころを配する。木村監督は、現代の法律では描けないこれらのテーマに挑むために時代劇を選んだことを明かし、印象的な“腹をくくって”というタイトルは、山﨑賢人演じる主人公のセリフに由来していると説明。「『生半可な気持ちでは許されん。腹をくくって我らの居場所を守らねばならん』というセリフがある。そういう映画です!」と作品の概要を語った。
この日の記者会見も1時間を独演会で盛り上げた木村監督。年齢による体力の衰えから、「夜ぐったりすることもある」と苦笑いしつつも「気力だけはずんずん上がっていく」と豪語。キャメランとしてのキャリア後半は仕事が減り「生活が大変だった」と振り返る一方、『劔岳 点の記』からは監督として活動を始めたことから「70過ぎの方が忙しい」と現在の充実ぶりに笑顔を見せ、「あと2本ぐらいは企画を考えている」と、まだまだ監督を続ける意思を示した。