演歌系シンガーソングライター・新田晃也(81)が2日、東京・ライブレストラン青山で通算19枚目となるニューシングル「走れ、昭和の少年よ」(本日3日発売、徳間ジャパンコミュニケーションズ)の発売記念ミニライブを開催。新曲やカップリング曲として収録されている恩師・バーブ佐竹氏の代表曲「ネオン川」のカバーなど全8曲を披露した。
「走れ、昭和の少年よ」は1959年に集団就職で上京し、その後弾き語りとして歌手を目指すことになる新田の半自伝的な要素が詰め込まれた楽曲。「かれこれ60年近く歌っていますが、新曲を発表する時は何年やってても感動します」と声を詰まらせた。
同曲の作詞は、日本作詩家協会の会長で、新田の作品作りのパートナー的存在でもある作詞家・石原信一が担当。イベントでは両氏によるトークコーナーも設けられ、この中で石原は「新田さんは弾き語りとして伝説的な存在で(自分のキャリアで)一緒に歌を作ろう!と声をかけたのは新田さんだけ。こういう方と出会えたのは宿命のような気もしますし、これからも良ければ私を使ってください」とラブコール。
新田も「先生の作品は単なる『売れる・売れない』ということだけでなく、俺のことを本当に思って書いてくれているのがわかるから、詩を見ただけで泣けてきます。これからも身体に気を付けながら何年も歌えるように頑張っていきたい」と決意を新たにしていた。