閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

東映『室町無頼』プレミア開催、入江監督ら登壇

【FREE】東映『室町無頼』プレミア開催、入江監督ら登壇

2024年12月20日
『室町無頼』ジャパンプレミアにキャスト・監督が和装で登場 『室町無頼』ジャパンプレミアにキャスト・監督が和装で登場

 東映配給『室町無頼』のジャパンプレミアが18日、有楽町朝日ホールで開催され、入江悠監督、出演の大泉洋、長尾謙杜、松本若菜、北村一輝、柄本明、堤真一が出席した。

 室町時代を舞台に、初めて武士階級として一揆を起こし、歴史にただ一度だけその名を留める男・蓮田兵衛と、彼の元に結集した「アウトロー=無頼」たちの知られざる闘いをドラマチックに描いた超大作。この日のイベントには1万人の応募があり、その中から当選した400人が大歓声でキャストと監督を迎えた。

 主演の大泉は完成した作品について「クライマックスの一揆の迫力が凄くて、そのまま一揆の集団に飲まれていくような感覚。見終わったあとに疲れたと思うほど手に汗を握った」と迫力の大きさに大満足の様子。東映制作の実写映画史上初めてIMAXでの上映が決まったことにも触れ、「IMAXは、IMAX側が認めてくれないとできないらしい。今回は本国から呼ばれたそう。ビックリですよ」と貴重なIMAX上映を喜んだ。

 激しい殺陣も大きな見どころ。「もう本当にすごかった。僕ももちろん頑張ったが、長尾くんがとんでもない。脚本を読んだ時からひどかった(笑)。長尾くんの立ち回りのト書きが何ページも続く。かかってきた奴をこう斬り、こうなってこうなって、塀に飛び乗って、ワーッとなり、最後に『以下、ここまでを一連で』と書いてある。バカじゃないか!と思った。でも(本当に)一連で行ってる。ビックリした」と大泉が感嘆の声を挙げると、長尾も「大変だった。でも完成(した映画)を見てみると、我ながらカッコイイなと思った」とクライマックスの見せ場に自信を覗かせた。大泉と堤の殺陣についても入江監督が「重みがあった。“時代劇を撮っている”という感じがあった」と気迫あふれる演技に敬意を表した。

 同作に参加したエキストラの数はのべ5000人。一揆のシーンでは、一人一人が実際にたいまつを持って撮影に臨んだ。入江監督が「毎日とんでもないお祭り騒ぎ。大泉さんが試写を見て『よく撮りましたね』と言ってくださった」と感慨深げに話すと、大泉も「僕は途中から合流したので、(一揆の撮影の)前半は現場で見ていなかった。いない間にこんなに一揆を撮ってたんだと思った。全員本当の火を持って、投げたりしている。ひどい映画だった(笑)」と大泉節でイジリつつ同作の大作ぶりを褒め称えた。

 最後に大泉は「悪政に苦しめられている人々が立ち上がり、革命を起こしていく気持ちのいい映画。メッセージもわかりやすく、何も考えずに2時間見れて、スカッとする映画。見終わったあとに、友達や大切な人に広めてほしい」とアピールした。

 1月10日(金)からIMAX先行公開、1月17日(金)から全国公開。製作プロダクションは東映京都撮影所。製作委員会は東映、東映アニメーション、テレビ朝日、アミューズクリエイティブスタジオ、東映ビデオ、コーエーテクモゲームス、読売新聞社、クリエイティブオフィスキュー、LINEヤフー、日本出版販売、北海道テレビ。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。