演歌歌手・大沢桃子が26日、地元・岩手県大船渡市の大船渡市民会館(リアスホール)でデビュー20周年を記念した東北ツアーの最終公演を開催。今年8月にリリースした最新曲「ねがい桜」(徳間ジャパンコミュニケーションズ)などで800人の観客を魅了した。
この日のステージでは、防災伝承歌として岩手県で歌い継がれている「命の道」を地元の合唱団&大船渡高校の生徒たちとともに合唱。ゲストとして参加した走裕介も「釧網本線」など3曲を披露し、「20周年おめでとうございます。これからも桃ちゃんらしく元気な笑顔を見せてください」とエールを送った。
大沢はこれまでの自身の活動を振り返り「あっという間の20年でした。特に震災の時は、本当に辛くて歌手をやめようとも思いました」と当時の心境を吐露。それでも「今日のようなお客様の笑顔が見れて、歌手を続けてきて本当に良かったです」と感無量の面持ちで、「これからも精一杯歌っていきますので、応援よろしくお願いします!」と志を新たにしていた。