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東映『リボルバー~』会見、8月11日公開決定

【FREE】東映『リボルバー~』会見、8月11日公開決定

2023年03月01日
東映『リボルバー・リリー』キャストお披露目会見開催 東映『リボルバー・リリー』キャストお披露目会見開催

 東映配給『リボルバー・リリー』のキャストお披露目会見が2月28日、帝国ホテル東京で開催された。主演は綾瀬はるか、共演は長谷川博己、羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)、シシド・カフカ、古川琴音、清水尋也、ジェシー(SixTones)、豊川悦司。また、会見参加者以外にも佐藤二朗、吹越満、内田朝陽、板尾創路、橋爪功、石橋蓮司、阿部サダヲ、野村萬斎と、豪華俳優陣が出演する。

 長浦京の同名小説(講談社文庫)を映画化する同作は、1924年の帝都東京を舞台にしたノンストップアクション映画。会見の初めに企画プロデュースを務めた東映の紀伊宗之氏が登壇し、「2019年に原作権を取得し、長く時間がかかった。やっと撮り終えて絶賛編集中。韓国映画に押され気味の日本映画だが、世界に出ていけるように企画したつもり。一致団結して日本映画のためにこの作品が出来ればいいなと思う」と作品に懸ける思いを語った。

 続いて原作者の長浦京、行定勲監督が登場。長浦は「原作には、こんな日本映画を観たいという空想や理想をそのまま込めた。映画化してもらえないほどのお金と規模の作品になるので、『読む映画』を作ろうと思って書き上げたが、時を経て本当に映画になると聞いて興奮している。あんな長いもの(小説)をよく…。東映は勝負してるな、無茶してるなと思った」とコメント。行定監督は「金がかかるとこんなにプレッシャーがかかるのかと思った」と会場を笑わせたあと、「(自身の作品では)『北の零年』以来ぐらいの規模。日常の近しい感情みたいなものの映画を作ってきたので、この原作が送られてきた時には間違いじゃないかと思った。ただ、女性主人公の活躍を映画化したい、女性を描いてほしいんだという紀伊さんからの(要望の)ベースがあったので、この女性がどのように生き抜くのか(を意識した)。また、企画時は起こっていなかったが、撮影する時に(ウクライナで)実際に戦争が起こってしまい、銃を向けること、人を傷つけあうことはどういうことなのか、そこと凄く向き合いながら撮影をした」と振り返った。意外な監督起用の意図について紀伊氏は「単純なエンターテイメントでは勝ちようがない。ここに行定監督の作家性がどのようにミックスされて、どう料理するのかを自分も見たいと思った」と説明した。

 会場中央にはランウェイが設置され、バンドが生演奏する異例の演出の中でキャストが登場。主演の綾瀬は、オファーを受けた当時の心境について「原作がすごくスケールの大きな作品だったので、これが映像になるとどんな風になるのか、ワクワク感があった。アクションシーンがたくさん描かれているので体作りが大変だと思ったが、この作品をきっかけに髪を切ったりして、新たな挑戦だなと思った」と語った。公開は8月11日(金・祝)に決定。撮影は今村圭佑、照明は中村裕樹、録音は伊藤裕規、衣装は黒澤和子、スタントコーディネーターは田渕景也、アクションコーディネーターは遊木康剛、美術は清水剛、VFXは尾上克郎。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。