演歌歌手・大沢桃子が10月30日、茨城県筑西市にあるテーマパーク「ザ・ヒロサワ・シティ」内に同日オープンした「寺内タケシ記念館」でこけら落としライブを開催した。
寺内さんは1939年1月17日生まれ、茨城県土浦市出身。62年に寺内タケシとブルージーンズを結成しエレキブームをけん引した。全国の高校を回る「ハイスクールコンサート」をライフワークとし、08年には緑綬褒章を受章。21年6月に82才で逝去した。
大沢にとっては上京当時から師事している歌の師匠で、コンサートでは寺内さんが作曲したデビュー曲「娘炎節」や、新曲「命の道」などを披露。集まった600人の観衆から大きな声援を浴びた。
MCでは「昨年、唄の師匠である寺内先生、踊りの師匠の浅香光代氏を亡くし、とてもショックを受けました。今日も空から見ていてくれていると思います」と話し、「早いもので来年はデビュー20周年を迎えます。来年こそ師匠の教えを胸に、大きく飛躍したいと思います。目標は年末の大きな番組です」と力強く語った。
なお大沢は11月2日にニューアルバム「全曲集~命の道~」(徳間ジャパンコミュニケーションズ)を発売する。