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大阪アジアン、最高賞はタイ『ハッピー~』

【FREE】大阪アジアン、最高賞はタイ『ハッピー~』

2020年03月17日
 第15回大阪アジアン映画祭が3月6~15日まで行われ、最終日にはABCホールで授賞式が開催された。

 コンペティション部門のグランプリは、タイ映画『ハッピー・オールド・イヤー』(ナワポン・タムロンラタナリット監督)が受賞。海外から帰国した主人公が、かつて父親が経営していた音楽教室兼自宅の断捨離をし、自分のオフィスにしようと試みるものの、人から借りた物や写真の思い出が蘇り、片付けが進まない。元カレから借りたカメラも見つけ、処分を思いあぐねる、という物語。授賞理由について「物を捨てるという文明社会に生きるすべての人間が抱えるカジュアルな問題にはじまり、それにとどまらずさまざまな問題に波及していき、深みに達する映画的な視線が素晴らしい」としている。

 今回の同映画祭では全58作品を上映。新型コロナウイルスの影響により、舞台挨拶やQ&A、参加者が交流するイベントは取りやめ、上映のみを行った。主催は大阪映像文化振興事業実行委員会。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。