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文化通信E制作の四日市PVに、泉谷・京本

【FREE】文化通信E制作の四日市PVに、泉谷・京本

2019年10月29日
 文化通信社の事業会社・文化通信エンターテインメントが三重・四日市市からの委託を受けて制作するシティ・プロモーション映像(PV)にシンガーソングライターで俳優の泉谷しげると、俳優の京本政樹を起用することになった。2人の共演は09年1月にフジテレビで放送した女優井上真央主演の新春特別ドラマ「あんみつ姫2」以来、10年ぶり。タイプの全く違う泉谷と京本がタッグを組んで四日市の魅力を全国に発信する。

 同市は一昨年に市制120周年を迎えたことをキッカケに、都市イメージの向上を図るためにシティ・プロモーションを強化している。そういった中で同社は昨年、京本を起用し、初めてシティ・プロモーション映像「必見!四日市」を制作した。

 同市は宿場町として栄えた三重県では最大の都市。そういったことから時代劇的な内容で市をアピールすることになり、京本の代表作である “必殺シリーズ” をモチーフにした時代劇風なストーリー展開の作品となった。その結果、「四日市を全国にアピールする起爆剤となった。映像を制作したことで四日市への関心度も高まり、全国の企業からは社員旅行の問い合わせも相次ぎました」(同市観光交流課)。

 そういったことから今回は “続編” として、前回を上回る映像を制作することになり京本と泉谷の共演が実現することになった。泉谷は、ここ数年、福島県や茨城県常総市での復興キャンペーンや宮崎や阿蘇におけるロックフェスティバルの開催、広島県三次市での「もののけイベント」など、地域活性を活動のポイントに据えているだけに、今回の出演もその一環となっている。

 泉谷と京本のほか、同市のマスコットキャラクター “こにゅうどうくん” も登場し、豊かな自然や人気のパワースポットでの撮影を予定している他、萬古焼はもちろん、かぶせ茶やなが餅など地場産品も盛り込んで紹介する映像になる。

 音楽は、前回に引き続いて京本が必殺風の作品を制作して盛り込む。

 京本は「還暦、そしてデビュー40周年というアニバーサリーイヤーの最後を、四日市のプロモーション映像で締めることができて嬉しい。それに尊敬する作曲家・平尾昌晃先生が亡くなって3回忌です。そういった中で “必殺シリーズ” というのは僕と平尾先生を引き合わせてくれたものでした。実は、平尾先生が亡くなる前に進めていた仕事があったんですが、そこで実現出来なかったことを今回の四日市のプロモーション映像の音楽に盛り込みたい」。

 森智広市長は「前回以上にインパクトのある映像で四日市をアピールしていきたい」と意欲を見せていた。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。