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東映『カツベン!』、浅草寺弁士塚前で出陣式

【FREE】東映『カツベン!』、浅草寺弁士塚前で出陣式

2019年10月25日
浅草寺内映画弁士前で左から成田凌、周防正行監督 浅草寺内映画弁士前で左から成田凌、周防正行監督

 東映配給『カツベン!』(12月13日公開)の大ヒット出陣式が24日(木)午前浅草・浅草寺内映画弁士塚前で行われた。当日は、6月から47都道府県を巡る全国キャンペーン展開してきた周防正行監督と主演の成田凌が出席し、公開まで約2カ月の意気込みを語った。

 作品は、100年前の日本で映画が “活動写真” と言われていた時代を背景に、活動弁士を夢見る青年(成田凌)らを描く、笑いあり、涙ありのエンタテイメント大作。成田の他、黒島結菜、永瀬正敏、高良健吾、井上真央、音尾琢真、竹野内豊、竹中直人、渡辺えり、小日向文世らが共演。

 周防監督がこれまで行ってきた全国キャンペーンは、6月12日の北海道を皮切りに、延べ134日間、合計300もの媒体の取材を受け、本日の浅草寺での大ヒット出陣式が47都道府県を制覇したことになる。徳川無声をはじめ100名以上の活動弁士を祀った映画弁士塚のある浅草寺で主演の成田凌と共に大ヒット祈願を受けた後、全国を巡った「オリジナル法被」を周防監督から成田へと受け継ぎ、2人は思いを語った。

周防正行監督 映画弁士塚の前で(大ヒット出陣式)ができて良かったと思います。僕自身が活動弁士という存在について映画監督でありながら、いままであまり注目してこなかったことが申し訳なかったと思っています。改めて映画を支えてくださった活動弁士の方が、その後の映画監督に与えた影響は大きかったと思います。日本における活動弁士の存在が、日本映画にどのような影響を与えたのか、日本映画を研究する立派なテーマだと思いますし、この映画がそのきっかけになってほしいと思っています。

成田凌 (周防監督は47都道府県)全国を巡り300媒体もの取材を受けていますが、そのような監督は他に例がないので、本当に感謝しています。引き続き12月13日の公開まで(宣伝)を頑張っていきたいと思います。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。