【FREE】『楽園』書店店頭イベントに綾野剛ら登壇
2019年10月10日
KADOKAWA配給『楽園』のイベントが8日、紀伊国屋新宿本店の1階イベント広場で開催され、出演の綾野剛、佐藤浩市、瀬々敬久監督、原作者の吉田修一が登壇した。
映画を見た感想を聞かれ、吉田は「一言で言うと圧倒されました。映画を見終わった後に人間の感情がすべて奪い取られるような、今まで感じたことのない気持ちになりました。本当に作品を作ってくれた監督やキャスト、スタッフに感謝しています」。それを受けて、綾野は「めちゃくちゃ嬉しいです。吉田さん原作の作品に出演するのは『楽園』で3本目になるんですけど、まだまだ吉田ワールドの中で生きたいなと思いますし、もっともっと頑張ろうと思います」と述べた。
今作の魅力について、綾野は「この作品に出ている人物は誰一人として心が乏しい人はいないと思っています。そのような人は周りの環境によって生まれてしまうのだと思いますし、会場にいる人たちの近くにもそうした人はいて、私たちはそれに気づかなければいけないし、抱きしめてあげなければいけない。だからこの作品をみなさんに託したいです」と熱く語った。
続けて、佐藤は「瀬々監督の作品で『楽園』というタイトルを見て、ファンタジーを期待する人はいないと思いますけど、人によって楽園の受け止め方は違うと思いますので、色々なことを考えながら見てもらえますし、見終わってから良い意味での後味の悪さを感じることができます」と話した。18日公開。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。