今年デビュー38年目の演歌歌手、原田悠里が1日、東京・大田区民ホール・アプリコ大ホールで「原田悠里コンサート2019~歌語(うたかた)の浪朗唱(ろうろうしょう)~」を開催し、1曲およそ20分の大作を披露した。
オペラ「蝶々夫人」をモチーフに演歌、歌謡浪曲、そして自身のルーツであるクラシック音楽を融合させた作品で、原田は作中、蝶々夫人など3役を熱演。
「美空ひばりさんに憧れ、マリア・カラスに感動し、北島(三郎)先生に歌手にしていただき、いまは二葉百合子先生に歌謡浪曲をご指導頂いているという、素晴らしい師匠との出会いがある贅沢な歌手人生です。この流れを何とか一つの形にしたいと思い、今回、『蝶々夫人』というテーマでやらせていただくことになりました」と原田。
この日のために二葉さんに歌謡浪曲の指導をしてもらい、90歳になる学生時代の声楽の担当教官にも指導してもらったそうで「台詞が訛らないようにしたのが一番苦労したところです。今回は、1オクターブ近い高い声で挑戦しています」と話していた。
この日は、最新曲「萩しぐれ」(4月10日発売、キングレコード)など全19曲を披露し、満席約1400人のファンを楽しませた。