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『麻雀~』舞台挨拶に監督、公開の決意語る

【FREE】『麻雀~』舞台挨拶に監督、公開の決意語る

2019年03月23日
 東映配給『麻雀放浪記2020』(監督白石和彌)は、20日午後新宿バルト9で完成会見及び舞台挨拶を行った。

 東映はこの日朝、ピエール瀧容疑者の逮捕を受けてノーカットで予定通り4月5日から公開すると発表。夕方より、出演の斎藤工、もも(チャラン・ポ・ランタン)、ベッキー、竹中直人、監督の白石和彌が舞台挨拶を行い、公開が決まったことや作品について語った。

 作品は、阿佐田哲也「麻雀放浪記」を舞台や設定を大胆に置き換えて映画化した娯楽エンタテインメント。

白石和彌監督 今朝会見しました。(ノーカットで予定通り公開するという)決断が、正しかったかどうかご批判をいただくとは思いますが決めました。本作は、和田誠監督の邦画史上に残る傑作の『麻雀放浪記』を大好きな方からは基本怒られる映画です。ただ、今まで見たことのないような映画になったと思いますし、お客さんに楽しんでもらいたいという一心で作りました。

斎藤工(主人公・坊や哲役) 10年前、阿佐田哲也さんの半生を映画化した『明日泣く』で阿佐田さんの本名である色川武大を晩年まで演じました。そのご縁で色川夫人にお会いすることになり、僕がいかに阿佐田さんの小説に影響されたかを語り、阿佐田作品を知らない若い世代にも伝えてほしいという夫人と寄り添い映画化を夢見てきました。今朝公開するという発表があるまで本当に不安でしたが、今日を迎えられてほっとしています。

もも(哲に惚れる地下アイドルドテ子役) 公開されるか不安でしたが、今朝の会見をニュースで見て本当によかった。作品はテンポのいい、ぶっとび映画でした。公開が楽しみです。

ベッキー(八代ゆき、AIユキの二役) 現場でスタッフ・キャストの頑張る姿を見てきたので、公開が決まりほっとしています。映画は、どう咀嚼すればいいのかわからないのですが、でもくせになるそんな映画です。

竹中直人(芸能プロ社長・クソ丸役) (瀧容疑者の逮捕を受けて)胸をえぐられるような気持ちになりました。作品は、とてつもなく楽しい映画です。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。