ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント発売の海外ドラマ「ブックライトニング」と「メディア王~華麗なる一族~」のリリース記念トークイベントが20日、東京・西新橋の同社試写室で行われ、映画評論家の町山智浩氏が登壇した。
DCコミック原作の「ブラックライトニング」(発売中)は、一度ヒーローを引退した中年男性が再びヒーローに復帰する物語。主人公は校長先生でもあることから、町山氏は「暴力はいけませんと言いながら、夜な夜なギャングをぶちのめしている。口だけの男ですよ」とギャップの面白さを語り、主人公が戦う相手が、子供たちを悪に誘惑する地元のギャング集団であることにも触れ、「世界の平和は関係ない。近所の子供が悪くならないことが最大の目的。そこがリアルな話で面白い」と見どころを語った。
「メディア王」(3月6日レンタル開始)は、シェイクスピアの悲劇「リア王」を下書きとし、富豪一家の継承と権力争いを描く。町山氏は「全世界の政治をも動かしている大金持ちの一族が、家族同士でクズみたいに争っている。それが傍から見ると面白い」と魅力を語った。
なお「ブラックライトニング」は、TSUTAYAのレンタル海外TVドラマ部門で3週連続1位(2月4~24日)を獲得した。