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新鋭・清原惟が上海国際映画祭で新人監督賞

【FREE】新鋭・清原惟が上海国際映画祭で新人監督賞

2018年06月27日
 中国最大の映画祭「第21回上海国際映画祭」が25日閉幕した。日本からは、コンペティションのひとつであるアジア新人監督、俳優を対象とした「Asian New Talent Award」部門で、清原惟監督『わたしたちの家』が最優秀監督賞を受賞した。

 『わたしたちの家』は、PFFアワード2017グランプリ受賞作品。今年1月には、ユーロスペース他で劇場公開され、清原監督にとって劇場デビューを飾る作品となった。父親を失った女と、記憶を失った女が、同じ家で、まったく別々の物語を織りなすストーリー。

 施南生(映画プロデューサー・香港)審査員長らは、「独自の映画話法を用い、緻密かつシンプルな映画表現で、人と人との関係、そして『家』というものを捉えなおした、独創的な作品」と評価した。清原監督は「新しい映画の形を探求したいという気持ちをもって作り始めた映画」とし、スタッフ、キャスト、観客に感謝の言葉を述べた。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。