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塩田監督新作『さよならくちびる』19年初夏

【FREE】塩田監督新作『さよならくちびる』19年初夏

2018年06月26日
 ギャガ配給『さよならくちびる』の製作が決定し、2019年初夏全国公開される。制作プロダクションはマッチポイント。

 『月光の囁き』『害虫』から『どろろ』『抱きしめたい‐真実の物語‐』など数々のヒット作品、国際映画祭出品作を制作してきた、塩田明彦監督が自らのオリジナル脚本をベースに、キャリア初の音楽映画に挑戦する。

 W主演を務めるのは、小松菜奈、門脇麦。共演に成田凌。3人とも塩田監督作品に初出演を果たす。

 夢を手放す旅に出た、青春の終わりの物語。インディーズの音楽シーンでにわかに話題になっただけの2人組女性バンド「ハルレオ」。お互いそれぞれの道に歩みだすため、解散を決めたレオ(小松)とハル(門脇)は、バンドのサポートをする「ローディ」の志摩(成田)とともに、解散ツアーとして全国を巡ることに。しかし、レオは、志摩に恋を、志摩はハルに思いを寄せ、そしてハルもまたレオに友情を越えた感情を抱いていた――。

 製作決定に際して塩田監督は、「日本映画の最前線を美しく、軽やかに疾走する小松菜奈さん、門脇麦さんと映画を撮るチャンスをいただいた時、最初に脳裏に浮かんだのが“くちびる”という言葉でした。お二人の、あの美しいくちびるとくちびるの間からひとつの言葉、ひとつのメロディが生まれ、音楽として響く。そこに成田凌さんという、なんとも柔らかな魅力をもった青年が絡んで音楽はさらに重層化していく(抜粋)」とコメントしている。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。