【FREE】『ペンギン~』監督らアヌシーでイベント
2018年06月19日
東宝映像事業部配給、スタジオコロリド制作のアニメーション映画『ペンギン・ハイウェイ』の石田祐康監督、キャラクターデザインの新井陽次郎氏が15日、フランスで行われたアヌシー国際アニメーション映画祭の新作紹介イベント「ワーク・イン・プログレス」に登壇した。イベント開始前は会場前に長蛇の列ができ、注目度の高さが窺えた。
石田監督は、自身初の長編作品に同作を選んだ理由について「少年の目線で、少年の世界を純粋な形で描きたかったこと、そして少年からの “お姉さん” にあこがれる気持ちも物語を引っ張る力があると感じたし、日常の中に不思議なことが入り込んでくる絶妙なバランスに惹かれた」と語った。新井氏は、主人公 “アオヤマくん” のキャラクターデザインについて聞かれると「アオヤマくんは少し背伸びをしていて、同級生のいじめっ子と対立していたりする。同年代から見ると生意気なんだけど、大人から見るとかわいらしく見えるよう意識した」と話した。
イベントでは、新井氏が壇上でキャラクターを描き、その模様をスクリーンに映すライブドローイングを行い、完成すると客席から大きな拍手が起こった。日本では8月17日(金)公開。また、フランスでは2019年に公開されるほか、すでに世界10か国以上で上映が決まっている。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。