6月27日(水)にシングル「愛のカタチ」で日本クラウンよりメジャーデビューを果たす “カラオケ世界一歌手” 海蔵(かいぞう)亮太が4日、東京・ヤマハ銀座スタジオで関係者向けコンベンションライブを開催した。
1990年生まれ愛知県出身。2016年「カラオケ世界大会(KARAOKE WORLD CHAMPIONSHIPS)」の日本大会で約5000人の中から優勝。カナダ・バンクーバーで行われた世界大会決勝に出場し、男性部門で頂点に輝いた実績を持つ。また、翌2017年に行われたKWCデュエット部門でも世界チャンピオンに。現在、テレビ東京系「THEカラオケ★バトル」やテレビ朝日系「今夜、誕生!音楽チャンプ」などの音楽番組に定期的に出演し注目を集めている。
幼少の頃から歌が大好きでカラオケが生活の一部になっていたという海蔵。大学卒業後、社会人として飲食店などで勤務していたが、父親の後押しもありKWCのオーディションに参加。前述の通り世界40カ国の頂点に立ち、今回のデビューのきっかけをつかんだ。
この日のお披露目ライブでは27日発売のデビューシングルから表題曲「愛のカタチ」やカップリングの「ウェディングソング」「On My Way」などを披露。188cmの長身と甘いマスク、繊細かつ力強い歌声で集まった多くの関係者を魅了した。
「愛のカタチ」は2008年にシンガーソングライター・中村つよしが発表したバラードのカバー。認知症の祖母をテーマにした楽曲で、海蔵自身もこれまでに数々のカラオケ番組で披露し歌い込んできた思い入れの強いナンバー。この曲をデビュー曲に選んだ理由について、自身の父方の祖父が認知症であることを明かし、そのうえで「大好きな “家族” をテーマにした楽曲を歌いたかった」と話した。
また、今後の目標について「カラオケの世界大会で培った経験を糧に自分らしい歌を届けられるシンガーになりたい」と意気込んだ。
ライブの最後にはクラウンの親会社・第一興商のカラオケDAMで和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」を披露。見事100点を叩き出し、2年連続世界チャンピオンの貫録を見せつけた。