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藤本賞授賞式、コナン原作者の青山氏ら登壇

【FREE】藤本賞授賞式、コナン原作者の青山氏ら登壇

2018年06月01日
 第37回藤本賞の授賞式が、5月31日午前11時30分から、パレスホテル東京で開催された。各受賞者のコメントは次のとおり。

☆藤本賞

▽青山剛昌氏(『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』、原作者)=「藤本賞は、映画界の沢村賞と聞いています。巨人ファンの私としては、とてもうれしいです」

▽近藤秀峰氏(同、小学館)=「賞状をもらったのは初めてです。よかったかどうかわかりませんが、『~純黒の悪夢(ナイトメア)』から、次元の違う作品を志向し、『~から紅の恋歌』で、ラブコメディの原点返りを意図しました。『コナン』はずっと続いていきます。賞状をまたとれるようにがんばります」

▽米倉功人氏(同、読売テレビ)=「うれしいです。さらなる高みを目指し、エンタメ界に貢献できればと思います。この場で、映画とテレビの1作目からかかわってきた先輩の諏訪道彦さんに感謝の言葉を述べたいです」

▽石山桂一氏(同、トムス・エンタテインメント)=「当社としては、前に特別賞を獲っていて、受賞は2回目です。今回、新たな挑戦として、ラブコメの要素を強くしつつ、アクションははずさずに、原点返りをしました。『~ゼロの執行人』も、新しい挑戦です。今回の受賞に甘んじず、製作に臨んでいきたいと思います」

☆藤本賞・特別賞

▽松橋真三氏(『銀魂』製作者)=「平凡で、才能もない私ですが、できることがあります。それは、観客目線(の製作)です。福田雄一監督から、自身のツイッターに、『銀魂』の実写映画化についてオファーが多くあることを直接聞き、それならやってみようと始めたのが、映画化のきっかけです。若い人たちが、映画界に入ってきていない気も最近していて、平凡な人でも映画をやれるんだよと。それを今回、見せられたのではないかと。もっと、若い人に映画界を目指してもらいたいです」

☆藤本賞・奨励賞

▽春名慶氏(『君の膵臓をたべたい』、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ)=「奨励賞は、伸びしろがあるから、もっと盛り返せという意味があるようです。この意味をかみしめたいと思います」

▽臼井央氏(同、東宝)=「これまで、27本の作品のプロデュースにかかわってきました。そのうち、9本が春名さんとの作品です。脚本の吉田智子さんとも9本です。これからも、観客と向き合う製作を目指していきます」
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。