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東宝『DESTINY』Wプレに山崎監督ら

【FREE】東宝『DESTINY』Wプレに山崎監督ら

2017年11月09日
『DESTINY 鎌倉ものがたり』ワールドプレミアに豪華出演者が集結 『DESTINY 鎌倉ものがたり』ワールドプレミアに豪華出演者が集結

 東宝配給『DESTINY 鎌倉ものがたり』のワールドプレミアが7日、東京国際フォーラム ホールCで開催され、山崎貴監督、出演の堺雅人、高畑充希、堤真一、安藤サクラ、田中泯、中村玉緒、要潤、神戸浩、鶴田真由、吉行和子、三浦友和の豪華メンバーが舞台挨拶に登壇した。

 大ヒットシリーズ『ALWAYS 三丁目の夕日』のスタッフが再集結し、同じ原作者・西岸良平による累計発行部数950万部突破(既刊34巻)のベストセラー「鎌倉ものがたり」を実写映画化した冒険ファンタジー。10月31日に完成したばかりで、堺は「つい最近、声を吹き込む作業をした時もまだ全然絵ができていなくて、本当にできるのか?と思っていた。完成して良かった」と無事にこの日を迎えられたことに胸をなでおろした。

 鎌倉に住むミステリー作家・一色正和を演じた堺は、作品について「大きな舞台で大きな物語だが、演じている身としては、妻(高畑演じる亜紀子)との絆を描く、小さなお芝居を丁寧にしたイメージ」と語り、高畑は「純粋にめちゃくちゃ面白かった。とても幸せな気持ちで映画館を出られる作品」とアピール。撮影期間が短かったという堤は、作品の出来の良さを見て「もっと出たかった」と愚痴をこぼして客席の笑いを誘った。

 同作の大きな見どころとなるのは、正和が亜紀子を救うために訪れる黄泉の国(あの世)の世界。山崎監督は「撮影は楽しい人たちと楽しい時間を過ごせたが、CGが大変で…。(VFXを担当した)白組史上最大のピンチを迎えたんじゃないかという状況だった。今日皆さんに完成品を見せられるのは奇跡のよう」と、苦労に苦労を重ねたVFX作業を振り返り、高畑が「現場は、(撮影)後半はほぼ(グリーンバックの)緑で、やっている間は混乱したが、映像が出来たらこんな凄いことになっているのかと思った」と話すなど、出演者はグリーンバックで演技をする難しさと、完成した映像の素晴らしさを次々と口にした。

 最後に堺は、「初めて台本を読んだ時に、素敵な絵本をめくるような気持ちで読んだ。おとぎ話というか、神話というか、素敵なストーリー。好きな本のページをめくるような気持ちでゆっくり時間を過ごしてほしい」と締めくくった。企画製作幹事は日本テレビ放送網。VFXプロダクションは白組。制作協力は阿部秀司事務所。制作プロダクションはROBOT。製作は日本テレビ放送網、東宝、ROBOT、バップ、双葉社、読売テレビ放送、電通、ジェイアール東日本企画、カルチュア・エンタテインメント、ホリプロ、白組、ニッポン放送、読売新聞社、ポニーキャニオン、阿部秀司事務所、STV・MMT・SDT・CTV・HTV・FBS。12月9日(土)公開。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。