サンリス配給『ロスト・イン・パリ』のトークショー付き日本最速試写会が1日、飯田橋アンスティチュ・フランセ東京内エスパス・イマージュで開催され、監督のドミニク・アベル、フィオナ・ゴードンが出席した。
冴えないオトナたちの、世にも楽しい夏のどたばたパリ巡りを描く作品。監督の2人は現役の道化師でもあるが、「チャップリンやキートン、ローレル&ハーディーなどクラウン(道化師)出身の映画監督たちが、コミカルさだけでなく世界観までもフィルムに焼き付けていったのと同じ」とし、映画を製作することは「自然の流れ」と語った。また、美術スタッフとは小津、カウリスマキなどの映画を一緒に観て共通言語を築いてきたというエピソードも明かした。このイベントには、抽選で選ばれた約100名の招待客が参加し、盛況のうちに幕を閉じた。8月よりユーロスペースほか全国順次公開。