東和ピクチャーズ配給『ゴースト・イン・ザ・シェル』のワールドプレミアが16日夜、新宿の歌舞伎町シネシティ広場で開催され、来日中のスカーレット・ヨハンソン、ピルー・アスベック、ジュリエット・ビノシュ、ルパート・サンダース監督、日本人キャストのビートたけし、山本花織、泉原豊、福島リラ、桃井かおりらが登壇した。
原作は士郎正宗の人気SFアクション「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」(講談社「ヤングマガジン」所載)。ハリウッド実写映画として“新たな伝説”が誕生した。
ワールドプレミアが日本で行われた16日、会場には日本最長級35メートルの“電脳LEDレッドカーペット”などを設置。近未来的な演出が施され、観客約500人の期待を開場前より膨らませた。
会場のボルテージはスカーレットの登場で一気に最高潮に達した。寒空にもかかわらず、背中が空いたセクシーな青のドレスを身にまとい、ファンの声援に丁寧に応えていった。
ステージ上でスカーレットは、「日本でワールドプレミアができて光栄。情熱を持って観てほしい」と喜びを表現し、サンダース監督も「昨年11月、日本にフッテージを持ってきた時の反応がとても良かった。今日は日本で先駆けて上映できることが嬉しい」と日本への特別な想いを語った。
たけしは、「ここ最近のこういった実写化は、成功していない様に思えるが、本作はスゴイ」と自信満々の様子。さらに、「原作の荒巻は、汚いジジイだけど、監督やメイクさんと相談して恥ずかしくない髪型にしてもらった」「スカーレットにカンペを持ってもらった」と現場エピソードを披露した。最後には、司会の合図で桜色の紙吹雪が会場を覆い、一足早い開花宣言が新宿で行われた。4月7日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開。