『クーリンチェ～』主演俳優トークに妻夫木

　既報の通り（３月14日付）、ビターズ・エンド配給『牯嶺街〈クーリンチェ〉少年殺人事件』４Ｋレストア・デジタルリマスター版が11日より好調にスタート。14日、主演を務めたチャン・チェン、プロデューサーのユー・ウェイエンが来日し、メイン館の角川シネマ有楽町で舞台挨拶を行った。このチケットも即完するなど、大盛り上がりのイベントとなった。

　満席の会場、割れんばかりの拍手と歓声に迎えられた２人。エドワード・ヤン監督の同作でデビューを飾ったチャンは、「本作がなければ、役者になっていなかった」と思い入れを語った。

　当日は、ホウ・シャオシェン監督『黒衣の刺客』でチャンと共演した妻夫木聡が花束を持って、サプライズ登壇。妻夫木は「４時間という時間を全く感じさせない、光と闇が特徴的な作品」と魅力を紹介した。ユーは、「監督にひと言。亡くなって10年経った。君がまだ僕等を引っ張っていってくれている。これからも引っ張っていってほしい」とコメントした。３月18日からは新宿武蔵野館でも上映スタートする。