ユニバーサル・スタジオ×イルミネーション・エンターテイメントの新作アニメ、東宝東和配給『SING/シング』のジャパンプレミアが8日、丸の内の東京国際フォーラムで開催された。
2階ロビーで行われたレッドカーペットでは、映画に登場するムーン劇場の正面玄関を再現。内村光良、大地真央、大橋卓弥、斎藤司、宮野真守らキャスト陣に加え、日本版楽曲をプロデュースした蔦谷好位置、ユニバーサル・ピクチャーズ フィルム・ミュージック&パブリッシング部門社長のマイク・ノブロック氏が登場し、駆けつけた200人のファンを沸かせた。声優が本職である宮野の登場で一層大きな歓声が飛び交ったり、マイク社長に対して斎藤が自らをハリウッドに売り込むため、歌とダンスを披露するなど盛り沢山の内容だった。斎藤のパフォーマンスを見たマイク社長が「ハリウッドに来たら電話を是非」と褒めると、斎藤は「トゥモロー!明日行く」とその必死さで会場の笑いを誘った。
会場をホールAに移し、舞台挨拶が行われたが、ほぼ満席の観客3500人の熱気に包まれていた。内村も、「2階席まで埋まっているが、ここはでかいね。15年前にポケットビスケッツとしてこの舞台に立ったが、まさか声優として戻ってくるとは」と述懐。作品については、「小さい子からお年寄りまで楽しめる、笑って、最後はじんと来る映画。今日は存分に楽しんで下さい」と話した。ザ・ビートルズ、レディー・ガガなど誰もが聴いたことがある楽曲を多数使用している同作であるが、日本版楽曲をプロデュースした蔦谷は、「より音楽が身近に感じられる映画」とPRした。
上映後、映画を楽しんだファンの前に再び斎藤、蔦谷、大橋が登場し、スペシャルライブを行った。山寺宏一(出演)も参加し、甘い歌声でフランク・シナトラの「My Way」を歌い上げるなど、大盛況のジャパンプレミアとなった。3月17日全国公開。