演歌歌手・水森かおりが歌う「越後水原」(徳間ジャパンコミュニケーションズ)が、第31回(2016年度)「藤田まさと賞」を受賞。23日に開催された日本音楽著作家連合の新年懇親会で授賞式が行われた。
1984年から続く「藤田まさと賞」は、作詩家・藤田まさと氏の業績を称え、その名称を永く後世に伝え、大衆歌謡の発展と日本の歌謡界の繁栄に寄与することを目的に設けられたもの。
今回受賞した「越後水原」は新潟県阿賀野市にある白鳥の飛来地・瓢湖(ひょうこ)が舞台の作品で、自然あふれる越後水原の情景が浮かぶ「歌詞」、恋に破れた女性の心情に寄り添うような「旋律」、壮大なスケールを醸し出す「曲調」、そして水森かおりの「歌唱力」。これらの要素が総合的に評価され受賞に至った。徳間ジャパンコミュニケーションズ制作の楽曲が同賞を受賞するのは今回が初。
【受賞作品「越後水原」】
▽作詞=伊藤薫/作曲=弦哲也/編曲=前田俊明/歌唱=水森かおり
▽担当プロデューサー=景山邦夫
▽制作=株式会社徳間ジャパンコミュニケーションズ