ふゅーじょんぷろだくと配給『セシウムと少女』の舞台挨拶が14日に映画館ユジク阿佐ヶ谷で実施された。才谷遼監督、主演の白波瀬海来(しらはせかいら)、共演の金野美穂、長森雅人、なんきん、劇中に登場する白熊の着ぐるみが登壇した。
同作は、映画館ラピュタ阿佐ヶ谷や出版社ふゅーじょんPを経営する才谷氏の処女監督作品。セシウムの雨が降り積もった東京を17歳の少女ミミちゃん(白波瀬)が7人の神様(長森、なんきん、白熊など)と駆け抜ける冒険ファンタジー。実写とアニメーションのコラボが見所の1つとなっている。撮影は阿佐ヶ谷を中心に行ったという。製作はふゅーじょんP、ラピュタ、アート・アニメーションのちいさな学校。アニメーションは同校学校長・眞賀里文子、同校講師・久里洋二、杉並アニメミュージアム館長・鈴木伸一が担当する。4月25日(土)よりユジク阿佐ヶ谷を始め全国順次ロードショー。なお、ユジク阿佐ヶ谷はアート・アニメーションのちいさな学校の試写室を一般の劇場としてオープンする新館。『セシウム少女』がこけら落としの作品となる。
イベントでは、才谷監督が「こんなに評判が良くていいのだろうかと皆さんの反応に驚いている。白波瀬さんには、演出面で何も言う必要がなかった」と語った。白波瀬は「芸能界に入って1年経たない頃に撮影に参加した。高校2年生の夏休みを全て本作に捧げた。オーディションでも台本を読んでも本作がよく分からなかったが、アニメが足された完成版を観ると、すごい映画になっていた」とコメントした。