演歌歌謡の中堅若手プロモーションの取り組み「クラウン火曜ライブ」

北島三郎、西郷輝彦、水前寺清子、美川憲一、瀬川瑛子、鳥羽一郎といったベテランから川野夏美、三山ひろし、桜井くみ子、松尾雄史といった若手まで数多くの演歌・歌謡曲アーティストを擁するレコード会社、日本クラウンは８月２６日、東京・台東区の上野恩賜公園水上音楽堂で定期イベント「クラウン火曜ライブ」のスペシャルバージョンを初開催。同ライブのレギュラーメンバーをはじめ、ゲストも含め総勢１４組が出演し、演歌・歌謡曲の魅力を盛大にアピールした。


「クラウン火曜ライブ」は、１９６３年９月６日創業の日本クラウンが、２０１３年の創業５０周年を機にスタートした演歌・歌謡のマンスリーイベント。毎月第２火曜に開催している。


近年、演歌・歌謡番組やイベントは減少傾向にあり、それに伴い、新たにデビューした若手や伸び盛りの中堅をプロモーションする機会も少なくなってきている。 そうした状況に危機感を抱いた同社は、一般ユーザーと演歌・歌謡曲との生の接点を増やすこと、次代の演歌・歌謡界を担う中堅・若手歌手のプロモーションの場を増やすことを目的として「クラウン火曜ライブ」をスタートした。


２０１３年５月１４日に第１回を開催して以来、今回初めてスペシャルバージョン（拡大版）が開催された。通常より会場も大きく、出演者も多い。



今回初の試みとして、Ｊ－ＰＯＰ系アーティストが初参加した。参加したのは、８月６日にシングル「壊れた愛の果てに」で日本クラウンからメジャーデビューし、オリコン週間ランキング６位にランクインした女性１０人組大人系セクシーユニット、ｐｒｅｄｉａ（プレディア）。
この日、ｐｒｅｄｉａは、ソロステージを披露した他、演歌の三山ひろしとコラボ。ｐｒｅｄｉａのデビュー曲「壊れた～」に乗せて、三山が特技のけん玉を実演し、普段見られないコラボステージに詰めかけた観客も沸いていた。





























取材・文・写真／構成： 中原 卓彦