今年開設41周年を迎えたシナリオ・センターで、新趣向の公開講座「Theミソ帳倶楽部」がスタートする。ジャンルを問わず様々な人物から日頃は聞けない話を聞き出すことで、シナリオライター志望者をはじめとした将来のクリエイターの“ミソ(ネタ)帳”を充実させようというもの。売上の一部は、東日本大震災の被災地に義援金として送られる。
まず、3月と4月の3回にわたって「達人の根っこ」と題した講座を開催する。各ジャンルの“達人”を招き、その“根っこ(基本)”を質疑応答などにより探求していく。ここだけで明かされる貴重なエピソードの数々に、これから創作者を志す人の“ミソ帳”が膨れ上がることは間違いなさそうだ。
初回となる3月25日(金)は、シナリオ・ライター出身で小説家・脚本家の原田ひ香氏を迎える。第2回の3月28日(月)は国内外の貧困層などを取材するノンフィクション作家の石井光太氏が登場。そして、第3回の4月23日(土)は、脚本家で日本放送作家協会会長の市川森一氏が来校する。以降も、月1回程度のペースで実施される予定で、クリエイターに限らず分野不問で多彩なゲストをラインナップしていくという。
「Theミソ帳倶楽部」の受講にあたって、必要な資格などは一切なし。クリエイターになりたいという学生や社会人をはじめ、一般の参加も歓迎している。受講料は、原田氏と市川氏の回が1000円、石井氏の回が2000円。各回80名の募集で、定員になり次第締め切り。
なお、東日本大震災の発生を受け、シナリオ・センターは義援金募金活動を始めた。同講座の売上の一部も日本赤十字社を通じて被災地の復興支援に充てられることになる。
詳しくは、シナリオ・センター公式ホームページで。